2026年8月 マネージャー研修

ピンマイクと増設カメラで進化するDX指導

当社のホテルサービスを牽引する現場マネージャーを対象とした8月度研修会を実施いたしました。

当社独自の「EBH(エビデンス・ベースド・ハウスキーピング:科学的根拠・データ・現場の経験・スタッフの特性を統合し、最適なオペレーションを設計する手法)」に基づき、品質と生産性の融合をさらに高いレベルで具現化するための実践的プログラムを執り行いました。

 

■ 意識の醸成と情報の標準化

研修は、基本に立ち返る「挨拶・行動指針の唱和」からスタート。全員でマインドを統一した上で、現場管理の要となる「書類のフォーマット・記入法」の確認を行いました。 今回は、各拠点から実際に運用している現場管理用ドキュメントを直接持ち寄り、具体的な改善点や運用の標準化について徹底的な検証を行いました。拠点ごとの「書き方のズレ」を無くし、情報の正確な伝達と管理を高いレベルで一律化させるための重要なステップです。

挨拶・行動指針の唱和

書類確認

 

■ 「品質」と「コスト」を科学する:数値管理

清掃のクオリティを維持しながら、決められた時間内に作業を終えるための「シフト調整」と「コストバランス」を学ぶ数値管理プログラムを実施。感覚に頼らない「データと数値に基づいた論理的な現場マネジメント」を叩き込み、ホテルのパートナーに相応しい経営的視点を持つリーダーを育成します。

数値管理

 

■ 「指導者を育てる指導力」:動画によるインスペクションの統一とチェッカー教育

客室の最終品質を担保する「チェッカー(点検員)」。今回の研修参加者である現場マネージャーは、そのチェッカーたちを教育・指導する重要な役割を担っています。 研修では、実際のインスペクション動画を全員で視聴しながらディスカッションを行いました。 客室の設備は拠点ごとに異なりますが、それぞれの違いを整理しつつ、会社としての「基本手順」を再確認。その上で、チェッカーが現場の清掃スタッフを適切に指導・教育できるようにするためには、マネージャーとしてどのようにチェッカーを育成すべきかという指導者の指導方法(チェッカー教育)について議論を重ね、教育の標準化を徹底しました。

インスペクションをチェック

ディスカッション1

ディスカッション2

 

■ 映像と「音声」のマルチモニタリング

新設のシミュレーションルームでのロールプレイングは、部屋数とカメラ台数を増設し、より複雑なシナリオを再現。責任者役とチェッカー役でペアを組み、フロントから次々と入る突発的なオーダーに対応する訓練を行いました。さらに、ロールプレイング参加者全員にピンマイクを装着。1階のモニター室から「どのような言葉・口調で指示を伝達しているか」という音声データをクリアに拾い上げ、研修参加者全員で映像と音声をチェックしながらリアルタイムでフィードバックを行い、全体コントロールを学びました。

multi-monitor

ロールプレイング1

ロールプレイング2

ロールプレイング3

ロールプレイング4

ロールプレイング5

ロールプレイング6

 

■ 拠点を超えたシナジーと安定品質の実現

普段はそれぞれ異なる拠点で活躍する多国籍マネージャーたちが一堂に会し、お互いの長所や課題を客観的に評価し合えることこそ、この集合研修の大きな価値です。 各拠点の実態やドキュメントを持ち寄って手順の違いを徹底的に洗い出し、会社としての基本手順を共通言語化することで、どの地域の、どのホテルであっても、均一で安定したリップスクオリティ(EBH品質)を提供する体制をさらに強固なものにいたしました。

「清掃スタッフを育てる指導者(チェッカー)」を、さらに高い基準で「指導・管理するマネージャー」へ。リップスカンパニーは、この圧倒的な教育・標準化への投資を通じて、すべてのパートナーホテル様へ、他社とは一線を画す「客室品質」と「安心」をお届けします。

知的資産経営報告書


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