「外国人スタッフの適切な就労を支援・管理」するためのシステムを構築

日本で外国人スタッフが「適切な就労資格」で労働できる環境を造り、管理・支援するためのシステムを構築しました。

 
 

 

近年、日本では少子化・高齢化による人手不足により、外国人労働者は増加の一途をたどっており、宿泊業・飲食業・その他サービス業などに従事する外国人労働者は50万人を超えます。(2022年10月末 厚生労働省調べ)

ホテルハウスキーピング業は、シーツなどのリネン類の交換を含むベッドメイキング・バスメイク・客室全体の清掃などハードワークであることで、若く体力がありスピード感のある動きに加え、お客様がチェックアウトしてから、次のお客様がチェックインするまでの短い時間の中で快適なお部屋を提供する必要があります。

 

外国人労働者の雇用は人材不足の解消、企業のグローバル化など多くのメリットがある一方、在留資格(就労資格)の確認が必要であること、従業員の日本語レベルによってはコミュニケーションが難しいことなどデメリットも少なからず存在します。

 

当社は、外国人労働者が安心して働きやすい環境作り、在留資格(就労資格)の確認など管理体制を整え、外国人労働者の日本での適切な就労を支援しており、当社管理下の基、600人を超える外国人現場マネージャー、メイクアテンダントが活躍しています。今後もより一層外国人スタッフの採用に向けて注力してまいります。

 

 

【在留資格(就労資格)の確認をシステム化】

 外国人が日本で就労するには在留カードによる就労資格の確認が必須であり、就労資格なく働かせてしまわないように、当社では、各現場で毎日の在留カードの目視確認に加え、在籍者の「写真・氏名・在留資格・在留期間・在留カードの有効日・就労制限の有無・資格外活動許可など」月1度の本部による詳細な確認の後、リップス就労許可証(名札)を発行し着用することを義務化しております。

就労許可証のある従業員の名前と顔を一致させることにより、外国人労働者の管理(在留及び就労のルール)を徹底して参ります。

 

 

【外国人労働者とのコミュニケーション】

 外国人労働者は、言語だけでなく文化や風習も異なるため、日本の価値観や文化も教育し、仕事が円滑に進みお互いが理解できるように、毎月の研修プログラムを実行しています。

 

コミュニケーションがとれずトラブルのもととなり、外国人労働者にとっても働きにくい環境となってしまわないために、当社では、メイクアテンダントだけでなく、日本語が堪能な現場を指揮・監督する外国人マネージャーも数多く活躍しています。お取引先ホテル様とのコミュニケーションだけでなく、日本語を十分に習得していないメイクアテンダントへの指示・管理など円滑にコミュニケーションをとり、日々の業務に取り組んでおります。

 

また、現在は月2回のマネージャー研修を行い、日本で働く上でのビジネスマナーやハウスキーピング知識・問題解決能力を習得できる環境を整え、日本人・外国人問わずスキルアップが計れる職場環境作りに努めております。

 

 

【人材の確保】

 当社は、長年の経験を基に外国人ハウスキーピングアテンダントのコミュニティーを形成しておりまして、人材の確保についても万全を期しております。急な新規案件についてもメイクアテンダントが足りないという事はありません。

スタッフの品質意識とマネジメントスキルを向上させ、当社規定の高い品質基準で高品質なお部屋を継続的にご提供できるよう努めてまいります。

知的資産経営報告書


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